商品説明
＊この商品は【受注販売品】です。
ご注文をいただいてから出版社に発注いたします。お届けまでお時間をいただきます。何卒ご了承くださいませ。
制作・発売：翁プロジェクト「翁の本」編集チーム
能楽シテ方5流の公演と、展覧会の両輪を通して「翁」を見つめなおし、世界に発信する取り組み「翁プロジェクト」。
これらの取り組みとともに、より奥深い「翁」の世界へとアプローチしてゆくのが『翁の本』シリーズです。
2021年３月公演に際し制作された「01熊本・喜多流」と「02東京・観世流」をセットにして販売。
限定特典として、《非売品「03金沢・宝生流」》をもれなく同封いたします。
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■01熊本・喜多流
水湧く地の「翁」
大名細川家の深い愛と後援によって栄えた熊本の能楽。
それを支えたのは本座の喜多流・友枝家と、新座の金春流・櫻間家をはじめとする能楽師たち。
水前寺成趣園における「翁」公演の背景と意義をひもときます。
2021年3月9日の《翁プロジェクト第1回公演 喜多流「翁」》に際し、出演者のインタビューや、熊本とのゆかりを紐解く論考などを収録。
＊「翁の本01 熊本・喜多流」は、熊本公演オンライン動画配信視聴チケットに付属しているパンフレットと同じ内容です。
＝目次＝
p.01 はじめに 「翁」をたずねる―熊本・喜多流
p.02 番組／解説
p.04 「翁」をひもとくインタビュー1／友枝昭世／友枝家と熊本、喜多流の「翁」について
p.06 「翁」をひもとくインタビュー2／櫻間右陣／櫻間家の歩みと芸の特徴
p.08 「翁」をひもとくインタビュー3／幸正佳／幸流の歴史と熊本のゆかり
p.10 「翁」をひもとくインタビュー4／山本則重／五穀豊穣を願い、稲と人の理想を舞う「三番三」
p.12 「翁」と場所を考える［論考］／原瑠璃彦／水前寺成趣園と「翁」「高砂」の風景
p.14 「翁」を言祝ぐ［特別寄稿］／細川護煕／「翁」熊本公演によせて
■02東京・観世流
江戸城に帰ってきた「翁」
江戸時代、幕府の正式な儀式では必ず「翁」が舞われました。
代々の観世大夫が舞った江戸城の跡地、皇居外苑で実現する観世流「翁」。
「翁」に込められた未来へのメッセージをひもときます。
2021年3月12日の《日本博皇居外苑特別公演〜祈りのかたち〜》に際し、出演者のインタビューや、皇居外苑とのゆかりを紐解く論考などを収録。
＝目次＝
p.01 はじめに 「翁」をたずねる―東京・観世流
p.02 番組／解説
p.04 「翁」をひもとくインタビュー1／観世清和 ／「翁」を先祖から未来へつないでゆく
p.08 「翁」をひもとくインタビュー2／野村萬斎／三番叟から真の「多様性」を発信する
p.10 「翁」をひもとくインタビュー3／亀井広忠／「翁」の大鼓―祓い、彩り、ぶつかり合う
p.12 「翁」と場所を考える［論考］／原瑠璃彦／皇居外苑というあわい
p.14 「翁」を言祝ぐ［特別寄稿］／関根光才／私たちが何であるかを教えてくれる「翁」
■03金沢・宝生流〈非売品特典〉
はざまにあらわれる「翁」
「空から謡が降ってくる」といわれるほど、能楽が日常のなかに息づき、宝生流が愛されてきた金沢。
自然と都市、伝統と現代のはざまを舞台にした人新世の「翁」。
その歴史と意義を見つめなおします。
2021年11月18日公演《宝生流「翁」》に際し、出演者のインタビューや、ゆかりを紐解く論考などを収録。
＝目次＝
p.01 はじめに 「翁」をたずねる―金沢・宝生流
p.02 番組／解説
p.04 「翁」をひもとくインタビュー1／宝生和英 ／日常の中の「翁」、アンビエントな「翁」へ
p.08 「翁」をひもとくインタビュー2／野村万蔵／野村万蔵家と金沢のゆかり、「大夫」の芸
p.10 「翁」をひもとくインタビュー3／佐野由於／佐野家の歴史と金沢の能楽
p.12 「翁」と場所を考える［論考］／原瑠璃彦／「日常」を問い直す場所―自然と人為の和解としての石垣を背景に
p.14 「翁」を言祝ぐ［特別寄稿］／いとうせいこう／意味にあらざるものでこそ意味をなす
